wrの発音について(1) ★write, wristの発音に少し/w/の音が入っている!?

英語ベテラン講師の皆さんからのQ ★write やwrist は、r の前に少しは w の音が入っていますよね!?

 

ネイティブ先生の中には、red, read, road, risk など、語の初めの r はウを入れて発音しましょうと指導する方々が多いのには、驚きます。

 

私は、英語の r と日本語のウは全く異なるものだと考えているからです。自分で発音できることと、指導できることとはイコールにはならないのです。

 

さて、それでは、語の初めのwr の発音ではどうでしょうか?

 

これまでに英語ベテラン講師の皆さんから、「wr のスペリングになると、/ r /  の前に 少しだけ / w /  が入ると指導してますが、そうですよね? 」とご質問いただきました。

私: 「それって、面白いですね。味付けでいうと、かくし味って感じでしょうか?」 (笑い)

 

実は、古英語の時代には、以前にwh が / hw / だったと 書きましたように、wr も/ wr / であり、/ w / の音が入っていたようです。しかし、今では既に/ w / がなくなり、/ r / だけ になっているのです。従って、write を / wrait / と指導なさるのは、正しくないことになります。

 

solution

 

私は、right, rite と区別するために wirte とつづると指導します。 

 

日本語の漢字を例に挙げると分かりやすいでしょう。「きしゃ」にも色々ありますね。記者、汽車、貴社。発音が同じで意味が違うものを同音異義語と言います。

英語も単語レベルだと、スペリンが分からないと意味が分かりませんが、会話の中では文の話題の中で自然に理解できることが多いのです。日本語と同じ理解の仕方です。

 

日本人や非英語話者としては、正しい発音を身に付けていくことがやはり重要です。

 

wr で始まる語は、結構多いので気を付けて、しっかりと / r / の音で発音しましょう。 

write,   wrote,   written,   wrist,  wrong,   wrap

 

一生モノの正しい発音を学びたい方は、お一人でも、友人、知人、仕事仲間を誘ってでも良いので、スクールでレッスンを受けてることをおススメします。

 

 

発音矯正レッスンのご案内は、こちらのページから up

 

 

 

 

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