whは/w/、who, wholeなど0があれば/h/になる。★カタカナ英語では/hw/又は/h/と支離滅裂!
今回は、whで始まるカタカナ英語を見ていきます。
私たち日本人はとかくカタカナは英語だと勘違いをしてしまいますが、通じないことが実に多いのです。whの発音で、良く使うカタカナ英語を5つあげてチェックしてみます。
white ホワイト , whale ホエール , whistle ホイッスル ,whip ホイップ, wheel ホイール
ここでは/wh/の音になっているのは、whiteホワイトのみ。他は/w/でもなく、/h/「ホ」になっているのが、また謎になります。英語では、全て/w/ で始まる発音になります。
私が子供の頃、野球チーム名の「たいようホエールズ」を聞いた時に、「太陽に向かって吠える」って意味かしら、カッコイイ名前ねと感じていたことを思い出します。後に分かったのですが、大洋水産のチームでクジラだったのですね。本当に野球音痴です。
確かにその頃、クジラは学校給食にも出ていて、皆美味しそうにパクパク食べていた時代でした。今はすっかり事情が変わり、同じことをしたら世界中から非難されるでしょう。
その大洋ホエールズは今の「横浜ベイスターズ」だとネットで知り、函館から横浜に移り住んで17年の私が、ブログでwhaleホエールの発音について書くなんて、面白いなあ~と感動してしましました。
さて、要するに、カタカナ英語は本来の英語の発音とは、かけ離れたものになっているわけです。その昔、外国語を何とかカタカナにして日本語にどんどん取り入れた方々のご苦労と努力には、もちろん大変に頭が下がる思いなのです。
しかし、通じる英語が求められている今となっては、世界標準の本物の発音を学ぶ努力が必要ですね。
ところで、このwhの発音について考えてたら、あの有名で圧倒的な歌唱力のアメリカ人歌手、ホイットニー・ヒューストンの名が頭に浮かんできました。Whitney Houstonはウィットニー・ヒューストンと呼ぶのが、正しかったのですね。”I Will Always Love You.”は、多分何十年後も変わらず愛される名曲でしょう。
最後に、10年ほど前の話です。ある夏の日に子供を連れて、ホテルのプールに行った際に、「ワールプール ?」という表示の案内を見たのです。「ワール」って何か最新のプールかと思っていたら、大きな楕円形のプールで水か流れるものだったのです。後に調べたら、英語whirlをカタカナにしたものでした。ここではwhが珍しく/w/になっていますが、一般の日本人にはなじみがないでしょう。
ですので、私が今ご案内するならば、主にお子さんにも分かりやすいように、かわいい「マ」をつけて、「マワールプール」にしますね。