カタカナ英語、発音少しくらいなまっていても、察してもらえてもいいはずなのに!
とにかく、良く聞く話です。
外国人のCA、キャビンアテンダント、特にアメリカ人、カナダ人には、発音が通じないということ。
先日、生徒さんがカナダに旅行する際の機内での出来事です。
食事の時間に聞こえてくる会話
乗客A 「ウオーター、プリーズ!」 CA ”Excuse me?”
乗客B 「コーヒー、プリーズ!」 CA ”Pardon me?"
乗客C 「ビールください!」 CAが笑顔で持ってきたのは、何とミルク!
いくら何でも、プロなら日本人のカタカナ英語に慣れて欲しい、察して欲しいと皆さんおっしゃいます。察する心、おもてなしが超得意な日本人が、外国人に同じことを求めても元来持ち合わせていないので、無理なことなのです。
そして、日本人は元来、英語の音を持ち合わせていないので、外国人に通じないのも同様です。カタカナ英語は英語ではありません。
water の/w/、coffee の/f/ がないので、通じない。
ビールがミルクは、ちょっと面白い話。
ビールく(ださい) ? ビルク ? bilk ? milk となった。
/b/ と/m/ は、音声学的にみると、調音点が同じ両唇音(上下両方の唇から出る音)なので、CAはちゃんと察してmilk, ミルクを笑顔でサービスしてくれたのでした。
ですので、私たちは英語を正しく発音することが求められているのですね。