発音トラブル発生! (2)機内編★water が通じない! beer がなぜmilk に!?

カタカナ英語、発音少しくらいなまっていても、察してもらえてもいいはずなのに!

 

とにかく、良く聞く話です。

外国人のCA、キャビンアテンダント、特にアメリカ人、カナダ人には、発音が通じないということ。

先日、生徒さんがカナダに旅行する際の機内での出来事です。

 

食事の時間に聞こえてくる会話

乗客A 「ウオーター、プリーズ!」   CA ”Excuse me?”

乗客B 「コーヒー、プリーズ!」    CA ”Pardon me?"

乗客C 「ビールください!」  CAが笑顔で持ってきたのは、何とミルク!

 

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いくら何でも、プロなら日本人のカタカナ英語に慣れて欲しい、察して欲しいと皆さんおっしゃいます。察する心、おもてなしが超得意な日本人が、外国人に同じことを求めても元来持ち合わせていないので、無理なことなのです。

 

そして、日本人は元来、英語の音を持ち合わせていないので、外国人に通じないのも同様です。カタカナ英語は英語ではありません。

 

water の/w/、coffee の/f/ がないので、通じない。

 

ビールがミルクは、ちょっと面白い話。

ビールく(ださい) ? ビルク ? bilk ? milk となった。

 

/b/ と/m/ は、音声学的にみると、調音点が同じ両唇音(上下両方の唇から出る音)なので、CAはちゃんと察してmilk, ミルクを笑顔でサービスしてくれたのでした。

 

ですので、私たちは英語を正しく発音することが求められているのですね。

 

 

 

 

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