発音トラブル発生!(3)仕事編★ミーティングで米国人発音、ツールが聞き取れない!?

ミーティングの後にやっと理解できた話★何度も出てくる、トゥーはツール、tool だったのか!

 

これは、実際に発音矯正レッスンで学ばれた生徒さんからの話です。

 

OA機器を扱う会社で、ある日、取引先の米国から上司が来日し、ミーティングを開いた。英語での話の中で、トゥー、トゥーと頻繁に出てくる単語があって、two やtoo  だと意味が通じなく、よほど重要な単語に聞こえたが、理解できなかった。

 

ミーティング後に、他の日本人社員の仲間たちと一体何の単語だったのだろうと話の内容から推測してみた結果、ツールだったのでは?という結論に達した。

日本語ではツール、英語ではtool トゥー(ル)となり、すぐには結びつかなかったという話。

 

 

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米国からの上司は、日本人社員の反応が鈍いのが、まさか単語 tool の意味が分からなかったせいだとは思わなかったかもしれない。

社員たちはその単語の意味を、話の内容から必死に察しようと努力し続けているうちにミーティングが終わってしまったとのことで、何とも悔しく苦い経験になった。

 

実は英語には、ツ(ts)で始まる語はない。日本からの外来語の tsunami 、津波があるが、語の初めのツが発音しにくいのでスナミと発音することが多い。そして熱帯アフリカの吸血性イエバエのtsetse  ツエツェツェバエがあるが、こちらも同様に言いにくく、セツイ、又はスイツイなどと発音している。

 

日本語にはない / t / の発音、英語の語頭にないツの発音、お互いに苦労していますね。

 

次回は要注意!ツで始まるカタカナ英語と正しい英語の / t / の発音についてです。 

 

 

 

 

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