初めての発音矯正も4か月目を迎えて、Mさんの発音はまるで別人のように、日本語訛りのない英語本来の発音になってきました。 レッスンは週に2回から1回とペースを変えて、その後も順調に進んでいきました。
アルファベットの発音はきれいにはっきりとでき、日本語にはない全ての子音をマスターできたので、新しい母音を1つ学ぶごとに100語いや150語以上の単語が正しく発音できるようになりました。 英文独特の音が連結する部分 (例えば、want to や need to など)、脱落する部分(例えば、Ken and I のd )、そして、融合して変わる音( did you や meet you など )もマスターできました。
骨格である基本の子音がきちんと決まったので、不思議なほどスムーズに進むことができて、Mさんは大満足でした。
「英会話表現だけでなく、もっと自由に話したいので、英語の基礎文法を学び、英検を受けられるように指導してください。」
ご希望にそって中1から中3の教科書と文法を進めて、英検5級、4級、3級を次々と受けて、どれも1回で高得点合格でき、英語面接試験も上手くできて、Mさんはすっかり自信をつけていきました。
そんなある日、Mさんのお宅にアメリカから電話がかかり、Mさんの娘さんのお友達であるアメリカ人としばらく話したとのことです。 その後、その方が娘さんに伝えた話です。
「あなたのお母様はなんて美しい英語を話されるのでしょう!本当に驚きました。」Mさんはとても喜んでいました。
電話での会話は相手の表情などが見えないので、発音だけがコミュニケーションの頼りになるので、一般的には結構難しいのです。 耳がよく聞こえない?という話は何だったのでしょうか?
英語の発音は正しく学んで努力を続ければ、きちんとできるようになるのだと、Mさんへの指導を通して確信を持つことができました。 努力家の彼女との出会いに心から感謝しています。