大学センター入試、英語の発音問題が全くできません!高3生SOS (2)

 

全く英語を声に出して読んだことがなかったという高校3年生のA君は、大学受験の英語の発音問題で正解を出すことを目的にレッスンを始めていきました。

 

単語のレベルが高いのでたどり着けるかどうかと焦る気持ちがありましたが、よく問題を見てみると中学基礎レベルの語も結構出題されているので、基本のフォニックスルールを発音記号を使って指導しました。 

でもやはり、いきなりはフォニックスは無理でしょ!というのが、私の正直な考えです。 日本語にない子音 / f / , / v / , / r / , / l /, /θ /,  /ð / など、ある程度は発音できないと全く英語にならないのです。

順序としては、子音ができてから母音で語にする。 日本語では「ア」は一つですが、英語では5つ(音質的には4つ)あるので、/? /,  /? /,  /æ /, /?:r /, /? /  をきちんと区別して発音する必要があります。

 

2014111705649.png

 

不思議なことに、A君はこれまであまり発音していなかったことが幸いして、間違って定着している発音やカタカナ英語の発音がなかったのです。 なので、指導されるままの発音が意外と出てきてスムーズに進めることができました。 発音矯正ではないので、結構大ざっぱな仕上がりでしたが、一応きちんとポイントの発音の区別できるようになりました。

 

 

ストレスまたはアクセント(語の強制)では、guitar, orange, police, origin から大学レベルのdesert, fatigue, infamous, mischievous, picturesque, enthusiasm など、じっくりと着実に学習を進めて行き、総数は数百語となり、何と結果的に12月頃にはどの単語も正確に発音することができ、単語力と同時に読解力もぐんと伸びていきました。

 

そして、いよいよ入試模擬試験の発音問題では常に完璧に点がとれて、最終目的のセンター入試でも全問題ができて、学習の目的を果たすことができたのです。

 

到達目標が入試のための単語止まりでしたが、指導上欲を言えば、やはり英文になった時の発音が、様々な現象が起きで面白いレベルまで指導してあげたかったのです。

 

ついにA君は単語の発音特訓を通して、しっかりと自信をつけて、大学生になりました。高校の社会科の先生になりたいとの夢でしたので、今頃はどこかの学校の教壇に立って多くの生徒さんたちと関わっていることでしょう。 きっと自らの経験談を話して、英語の音読の大切さも伝えているかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ページ上部へ