アナ雪(3)多くの中学校で英語の時間に★ビデオを見ても、CD聞いても歌えない!?

今や大人気の「アナと雪の女王」の"Let It Go"note 学校では歌いたくてもなぜ歌えない!?

 

スクールの生徒さんたちから、何度か聞いた話です。

 

学校の英語の時間に先生が、"Let It Go" の歌詞を印刷して配り、”Sing Along” (一緒に歌おう) のビデオを映像で見ながら、またはCDを一度聞いてから、「さあ、皆で歌おう!」と指導して、全員に歌わせようとしたとの話でした。

 

今や空前の大ヒット曲となったので、どこでも耳になじんだ曲だから、歌詞を見ながらならば歌えるとのことでしょうか。しかし、その期待に反して生徒さんたちは、思うように全く歌えない。

 

できたところは一か所のみ、”Let It Go” 「レリッゴー、レリッゴー」だけだったのです。先生も指導したのは、その部分だけとのこと。生徒の皆さんは、シラ~っと白けてしまったとの話でした。

 

「皆歌いたくてもどう発音していいか、分からないし、先生もちゃんと教えてくれないから、歌えるはずがないんだよね。」と生徒さんたちは、私に話してくれました。

 

「前田先生みたいに発音がつながるとか、t やd が読まないとか教えてくれないと、単語一つ一つが読めても、文にならないから、歌えないんだよ。僕らは歌えるけれど。学校の先生は、発音はきちんと教えてくれないから。」

 

 20153112559.jpg     アナ雪3

 

そう言われて、改めて私の指導の仕方を振り返ってみたのです。

 

Let it go, let it go.

Can't hold it back anymore.  note

 

can't のt と、it のt は破裂しないが、日本語の「ッ」の詰まる音(促音)になる。

そして、hold it はdとi 、back anymore もk とa をつなげて発音する。

 

Let it go, let it go.

Turn away and slam the door.note

 

turn とaway のn とa をつなげる。 and のd は発音しない。

 

 

確かに面倒といえば、面倒だけれど、英語はその様に自然に発音するのだから、一つ一つ正しく丁寧に指導するのが必要だと私は考えているのです。昔と違って今は、将来英語が必要な時代になってきているので、さらに使える、ここでは歌える発音の指導が必要でしょう。

 

 

 

 

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