多い!子ども英語学習難民★出直しは子も親も結構つらい!(2)

その英語教育は、本当に役立つのでしょうか?★ 幼いうちは楽しい英語学習が一番?

 

当英語スクールでは、語学教育には、まず、正しい発音習得が不可欠だと考えています。 数年前から、子供の英語学習難民の皆さんが相談にいらして、こちらで出直しの英語教育うける方々が増えてきました。

 

どの様な経緯があるのでしょうか? 前回に続き、一つのケースをあげてみて、考えてみます。

 

?? ケース その2 

 

当時小学2年生の女の子Yさんは、グローバル化時代に英語の必要性を確信した教育熱心なお母さんの考えで、年少さんの頃から英語学習を進めてきました。幼児期3年間(年少?年長)では、「英語は楽しく遊んで身につける」とうたった大手の英会話に通い続けて、小学1年生時には文法の勉強をマンツーマンで学び始めて、英検5級に合格できました。

 

小学2年生時には、次の4級で2度も不合格になってしまい、自宅でもお母さんが必死に教えてきたとの話でした。発音はできなくても文法は何とか教えられたのに、子供が理解できなくて伸び悩び、親子ともに疲れ果ててしまい、子供が英語アレルギーになってきたと悩んでいました。

 

 

201591121939.jpgのサムネイル画像

 

 

そこで、先生を変えて、やはりマンツーマンでしっかりと学び始めたのですが、その先生から一言。「あなたは英語の発音が全くできていないですね。」と厳しいお言葉をいただき、Yさんのお母さんは非常に焦ったとのことです。Yさんはすっかり英語嫌いになっていましたし、お母さんもどうすれば良いのか途方にくれたという話です。

 

この場合、Yさんの英語学習の流れとして考えると、一見とても理想的のように思えますね。最初は英語で楽しく遊んで、慣れ親しんで、小学生からしっかりと文法も学んで行くという過程です。

 

ただし、英語と日本語とでは、簡単には埋められない発音の違いがあるので、単に遊ぶにも発音は重視する、もしくは、文法を学ぶ前に最低限の正しい発音を基礎学習として行うことが必要だったかと、私は考えています。また、小学1年生時から文法学習を開始するということは、一部の特異なケースを除いては、学習時期が早すぎると考えています。

 

2016710243.jpg

 

 

その後、Yさんのお母さんは発音を基礎から教えてもらえる先生を必死で探して、当スクールとご縁があって、開始する時期を約1年間も待ってから出直し学習を開始したのです。『発音学習がそんなにも難しいとは思ってもみなかったし、子どもには本当にかわいそうなことをしました。」とその当時を振り返っていました。

 

それから2年半が過ぎた今では、Yさんは、当スクール独自のイライザメソッドでじっくりと英語の発音と綴り字の学習をして、再度挑戦した英検5級ではほぼ満点で合格し、現在は4級合格に向けて着実に学習を進めています。

 

そして、何よりもYさんの発音は驚くほど変わり、指導者の私が聞いていても、ゾクゾクするほどに美しい発音になってきたのです。地に足をしっかり着けて、毎日の英語学習ですっかり自分に自信がついた様です。

 

 

そうです。 正しい発音学習でしっかり継続することで、正しい学習成果が出るのです。

 

そして、不思議なことに、

生徒さんたちはその過程をとても楽しいと感じて、生き生きと学んでいるのです。

 

 

 

 

ページ上部へ