大人発音矯正★15年間8か国の海外駐在経験で、「米国英語発音の壁が厚かった!」

多くの国で言葉ではさほど苦労しなかったのに、なぜ米国だけ通じない英語があるのか!?

 

これは、スクールで発音矯正マンツーマンレッスンを受けられているTさんの貴重な体験談です。

外資系の会社に勤務するTさんは、15年間でスペイン、サウジアラビアなど8か国に駐在し、主に英語を話して仕事をしてきました。スペイン語やアラビア語や他の言語も、生活に必要な程度に話して暮らしていました。

 

最後の2年間半は米国に駐在し、会社ではアメリカ人の部下にも英語で指導する際に特に何も問題がなかったのですが、日常生活でどうしても通じない発音があったということです。仕事での話は、内容を仲間と共有しているので、また毎回同じか似た語を使っているので多少発音が正確でなくても、通じるので問題がなかったのでしょう。                                      

 

ところが、職場を離れて、一般の人々に話した場合、例えば、レモン lemon,  レモネード lemonade やバニラアイスクリーム vanilla ice cream 。 何度言ってもレモネードが通じず、売ってもらえない。同じくアイスクリームのバニラが通じない。多少発音が正しくなくても、目の前でレモネードやアイスクリームを売っているのだから、察してくれてもいいようなものですが、断固として理解してもらえなくて、不思議で謎だったとのことでした。  

      lemon         バニラアイスクリーム

毎日ハードな仕事で、オフの日にモールやスーパーなどで、レモネードやバニラアイスが頂けなかったというTさんの話は、とても気の毒な話でした。帰国してから、発音を一からきちんと学んでみて、ご自分の英語を見直してみたいと意を決して、発音矯正レッスンを受けて、口の形と舌の動きなどに非常に熱心に注目して練習していました。

 

「他の国々では問題なく通じたのに、なぜ米国だけが理解してもらえないのだろうか?」

 

それは、他の国の英語とアメリカ英語では、同じ英語でも母音がものが多いこと、またリダクション(音の弱まり、リエゾン)が多いこと、そして英語独特の子音がきっちりと発音されていなければ、理解されないことが理由だと考えています。

 

私は、長年の経験から、子音で一番通じない音は/ l / だと考えています。 / r / の音は、日本語とは全く違うので注目される発音ですが、/ l / は日本語のラで良い、または近い発音だと勘違いしている方が多いでしょう。 lemon , lemonade もvanilla には、その危険な発音/ l / がちゃんと入っているのです。

 

アメリカビジネス

 

実は/ l / には、clear L と dark L があり、発音の仕方が違うのですが、このことについては、また別の機会にお話します。 vanilla の / v / も日本語にはない音ですが、Tさんの発音には特に問題がありませんでしたので、やはり、日本人に危険レベルが高い/ l / が通じない音だったのです。

 

Tさんは/ l / が音声学的に流音、側音であることを良く理解なさって、良く発音できるようになりました。もちろん他の子音や母音を基本から学び、単語初級レベルから上級レベルへ、句レベルそして文レベルまで理論で進めて、実践でしっかりと発音できるようになってきました。

 

その後、Tさんは仕事で海外からの弁護士と商談をした際や海外出張した際でも、特に問題なくスムーズに通じて聞き取れたとご報告を頂きました。

 

Tさんの体験からの名言です。 「米国英語発音の壁は厚かった!」

 

そうです。発音の見直しは、大切です。 音声学理論を土台にした発音矯正マンツーマンは、大人の問題の発音に直接効きます!

 


 

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